专利摘要:
本発明は、直鎖及び環式グアニジン誘導体、その調製方法及び使用、詳細にはカンジダ種に対する抗真菌剤として使用される医薬組成物に関する。
公开号:JP2011513477A
申请号:JP2010550321
申请日:2009-03-12
公开日:2011-04-28
发明作者:パオロ・ヴィスカ;フランチェスコ・ラッフィ;マウリツィオ・ボッタ
申请人:ユニバーシタ・デグリ・スタディ・ディ・シエナ;
IPC主号:C07D255-02
专利说明:

[0001] 本発明は、直鎖及び環式グアニジン誘導体、その調製方法及び使用、詳細には、カンジダ種に対する抗真菌剤として使用される医薬組成物に関する。]
背景技術

[0002] 日和見性ヒト病原体であるカンジダアルビカンス(Candida albicans)及び他の非アルビカンス種は、免疫無防備状態の患者において、感染因子としてかなりの臨床的重要性を有しており、罹患及び死亡の重大な原因である。推奨される治療は、フルコナゾール、ボリコナゾール及びカスポファンギンに頼っている。実際にはまた、文献に見出すことができる新規の有望な抗真菌剤の多くが、アゾール核を有する。]
発明が解決しようとする課題

[0003] カンジダの病原種は、感染の重症度だけではなく、様々な抗真菌剤に対して耐性を発現するその能力にも関連している。実際に、アゾールの広範で持続的な使用は、多剤耐性の迅速な出現をもたらしており、このことが、抗真菌療法における主なハードルになっている。耐性の迅速な出現によって、現在利用可能な薬物の多くは、新規か、または再び出現した真菌に対して無効になっている。これらの問題が、新たな有効な抗真菌剤を開発する必要を生じさせている。それに応じて、昨年、新規構造群の抗真菌剤が報告され、そのうち、グアニジン誘導体が、非常に興味深い阻害活性を有することが判明した。例として、グアザチン(殺真菌剤として農業で使用されるグアニジン及びポリアミンの混合物)は中程度に有害な抗真菌剤として分類されたが、in vivoでの動物研究からの結果は、グアザチン及び類似化合物に関して抗真菌剤としての高い可能性を実証した。著者らは最近、グアザチンの成分は、アルビカンス及び非アルビカンスカンジダ種に対して作用し得ることを報告している。]
課題を解決するための手段

[0004] 本発明は、様々なポリアミンの新規な環式グアニル化誘導体に関する。グアザチンの成分で得られた結果を基に、様々なポリアミンの新規な環式グアニジン誘導体を合成し、8種の臨床分離株及び3種のカンジダ参考種(C.アルビカンスATCC60193、C.クルセイ(krusei) ATCC 14243、C.パラプシロシス(parapsilosis) ATCC 34136)に対して、その生物学的評価を実施した。本発明の新規化合物対象は、優れた抗真菌活性を有し、これらは、
1.様々な種のカンジダに対して非常に活性であり、
2.毒性が低く、
3.カンジダの薬物耐性株に対しても活性である。]
[0005] 本発明の化合物を、添付の請求項1から18に開示している。このような開示は、記載の一部であることが意図される。]
[0006] 本発明のさらなる対象は、医薬品として使用するための請求項1から18に開示されている任意の化合物である。]
[0007] 本発明のさらなる対象は、抗感染症剤、好ましくは、抗真菌剤、より好ましくはカンジダ種に対する抗真菌剤として、いっそうより好ましくは、そのカンジダ種がC.アルビカンス、C.クルセイ、C.パラプシロシスの群に属するカンジダ種に対する抗真菌剤として使用するための請求項1から18に開示されている任意の化合物である。]
[0008] 本発明のさらなる対象は、請求項1から18のいずれかに記載の任意の化合物またはその任意の混合物と、適切な賦形剤及び希釈剤とを含む医薬組成物である。当分野の専門家であれば、投与方法(局所、経口、非経口など)に応じて適切な賦形剤及び希釈剤を選択するであろう。好ましい実施形態では、組成物はさらに、抗真菌活性を有する少なくとも1種の他の化合物を含む。]
[0009] 本発明のさらなる対象は、請求項1から18のいずれかに開示されている化合物を調製する方法であり、これは、
a)適切なアミンR1-NH2を適切なS-メチルイソチオ尿素と適切な溶媒中で反応させて、化合物2:



[式中、
n1及びn2は4または6であり、n2はn1であってよいか、またはn2はn1とは異なってよく;
R1=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;
R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル]
を得るステップと;
b)a)で得られた化合物2を抽出及び/または精製するステップと;
c)化合物2を適切なN,N'-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-N-(アルキル)-S-メチルイソチオ尿素と、下記で示されている化合物3または5〜10を得るのに適した条件下で反応させるステップと



[式中、
R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;
R3=H、メチル、エチルまたはベンジル;
R4-R23=H、メチルまたはエチル;R4-R23は、同じか、または異なってよい];
d)c)の通りの化合物3、5〜10を精製するステップと;
e)化合物3、5〜10を適切な条件下で反応させて、請求項1から18に記載の化合物を得るステップと;
f)e)で得られた化合物を抽出及び/または精製するステップと
を含む。]
[0010] 本発明のさらなる対象は、下記式3、5〜10のいずれかの中間体である。]
[0011] 化学
本発明に記載の化合物は、下記の通り合成することができる:]
[0012] 合成手順の例:]
[0013] 1-アミノ-17-[N2,N3-ビス(tert-ブトキシカルボニル)グアニジノ]-9-アザヘプタデカン(12)の調製
撹拌されている1,17-ジアミノ-9-アザヘプタデカン3(4.9g、15.06mmol)のTHF/CH3OH 5/3(80mL)溶液に50℃で、N,N'-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-S-メチルイソチオ尿素(1.456g、5.02mmol)のTHF(25mL)溶液を1時間にわたって滴加した。16時間後に、反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(6%メタノール、4%トリエチルアミン、90%酢酸エチル)により精製すると、12が淡黄色のオイル3.51g(70%)として得られた。]
[0014] 14を調製する一般的手順
撹拌されている12(1.5mmol)のTHF(15mL)溶液に60℃で、適切なN,N'-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-N-(アルキル)-S-メチルイソチオ尿素(1mmol)のTHF(5mL)溶液を滴加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌し、室温で冷却し、減圧下に濃縮した。粗製混合物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、14a〜bが黄色のオイルとして得られた。]
[0015] 化合物14a〜bでのNMRデータ
2,6[(ジ-tert-ブトキシカルボニル)ジイミド]-3-ベンジル-5-tert-ブトキシカルボニル-1,3,5,7,16-ペンタアザシクロテトラコサン-4-オン(14a)
1H NMR(CDCl3) δ 12.06 (NH, br s)、8.73 (NH, br s)、8.06 (NH, br s)、7.26〜7.24 (5H, m)、4.82 (2H, s)、3.47〜3.32 (2H, m)、3.25〜3.18 (2H, m)、3.00〜2.93 (4H, m)、2.01〜1.82 (4H, m)、1.48 (9H, s)、1.43 (9H, s)、1.41 (9H, s)、1.29〜1.11 (20H, m)。MS (ESI): m/z = 772.1 [M+H]+。]
[0016] 2,6[(ジ-tert-ブトキシカルボニル)ジイミド]-3-プロパルギル-5-tert-ブトキシカルボニル-1,3,5,7,16-ペンタアザシクロテトラコサン-4-オン(14b)
1H NMR(CDCl3) δ 8.09 (NH, br s)、4.45 (2H, s)、3.50 (1H, s)、3.45〜3.20 (4H, m)、3.25〜3.15 (4H, m)、2.01〜1.82 (4H, m)、1.48 (9H, s)、1.43 (9H, s)、1.41 (9H, s)、1.32〜1.11 (20H, m)。MS (ESI): m/z = 720.2 [M+H]+。]
[0017] 化合物4a〜4eを合成するための一般的手順
化合物3a〜3eを、無水DCM中10%の新たに蒸留したTFA溶液(1mmolで30mL)で処理し、反応混合物を室温、アルゴン下で撹拌した。24時間後に、反応混合物を減圧下に濃縮すると、所望の化合物が三トリフルオロ酢酸塩(茶色のオイル)として定量収率で得られた。混合物を半分取HPLCにより精製すると、最終化合物が三トリギ酸塩として得られた。]
[0018] 化合物15a〜15eでのNMRデータ
2,6-ジイミド-3-ベンジル-1,3,5,7,16-ペンタアザシクロテトラコサン-4-オントリトリフルオロアセテート(15a)
1H NMR(CD3)2CO δ 8.25 (NH, br s)、7.75 (NH, br s)、7.44 (NH, br s)、7.35〜7.32 (5H, m)、4.55〜4.52 (2H, d, J = 5Hz)、3.75〜3.44 (4H, m)、3.32〜3.29 (4H, m)、1.64〜1.57 (8H, m)、1.30 (16H, br s)。MS (ESI): m/z = 472.1 [M+H]+。]
[0019] 2,6-ジイミド-3-プロパルギル-1,3,5,7,16-ペンタアザシクロテトラコサン-4-オントリトリフルオロアセテート(15b)
1H NMR(CD3)2CO δ 8.26 (NH, br s)、7.60 (NH, br s)、7.44 (NH, br s)、4.16〜4.14 (2H, m)、3.48〜3.45 (4H, m)、3.33〜3.27 (4H, m)、2.89 (1H, s)、1.68〜1.59 (8H, m)、1.35〜1.29 (16H, m)。MS (ESI): m/z = 420.1 [M+H]+。]
[0020] 2,6-ジイミド-3-(γ-メチルアリル)-1,3,5,7,16-ペンタアザシクロテトラコサン-4-オントリトリホルミエート(15c)
1H NMR(CD3)2CO δ 8.24 (NH, br s)、7.77 (NH, br s)、7.20 (NH, br s)、5.77〜5.45 (2H, m)、3.74〜3.71 (2H, m)、3.30〜3.25 (4H, m)、3.19〜3.12 (4H, m)、1.70〜1.46 (12H, m)、1.34〜1.26 (16H, m)。MS (ESI): m/z = 436.2 [M+H]+。]
[0021] 2,6-ジイミド-3-(β-メチルアリル)-1,3,5,7,16-ペンタアザシクロテトラコサン-4-オントリトリホルミエート(15d)
1H NMR(CD3)2CO δ 8.30 (NH, br s)、7.58 (NH, br s)、4.93〜4.88 (2H, d, J = 10Hz)、3.84〜3.82 (2H, m)、3.46〜3.40 (4H, m)、3.37〜3.20 (4H, m)、1.72 (3H, s)、1.62 (8H, br s)、1.32〜1.27 (16H, m)。MS (ESI): m/z 436.3 [M+H]+。]
[0022] 2,6-ジイミド-3-(γ,γ-ジメチルアリル)-1,3,5,7,16-ペンタアザシクロテトラコサン-4-オントリトリホルミエート(15e)
1H NMR(CD3)2CO δ 8.22 (NH, br s)、7.90 (NH, br s)、5.28〜5.25 (1H, m)、3.74〜3.71 (2H, m)、3.40〜3.30 (4H, m)、3.20〜3.10 (4H, m)、1.65〜1.44 (14H, m)、1.30〜1.28 (16H, m)。MS (ESI): m/z = 450.3 [M+H]+。]
[0023] 生物学的検査
AFST-EUCAST標準法によるMICの決定
アッセイ培地。アッセイ培地は、NaHCO3を含まず、L-グルタミン(Sigma Aldrich、Italy)を含み、0.165Mのモルホリンプロパンスルホン酸(Sigma Aldrich、Italy)でpH7.0に緩衝されていて、2%(w/v)グルコースを補足されているRPMI1604であった。2倍濃度溶液として調製された培地を濾過により滅菌し、滅菌蒸留水中で調製された真菌接種材料で1:2(v/v)希釈した。]
[0024] 接種材料の調製
検査前に、酵母分離株をサブローデキストロース寒天(Oxoid、Madrid、Spain)上、37℃で48時間増殖させた。>1mm直径を有する各培養の5個の個別のコロニーを合わせることにより、懸濁液を調製した。接種材料を調製するために、分光光度手順を使用した。滅菌蒸留水中で調製された最終接種材料懸濁液は、0.5・105及び2.5・105cfu/mLを含有した。]
[0025] 抗真菌剤
検査化合物のストック溶液を、100%ジメチルスルホキシド中で調製した。ストック溶液を、抗真菌活性検査における最高濃度に対して100×濃度として調製し、使用するまで-70℃で凍結させた。]
[0026] 感受性検査
平底ウェルを含有する滅菌プラスチック製微量滴定プレートを使用した。プレートは、100μL/ウェルのアッセイ培地体積で抗真菌剤の連続希釈を含有した。2つの薬物不含培地ウェルを、滅菌対照及び増殖対照として使用した。滅菌対照ウェルを除き、トレーに最終接種材料100μL/ウェルを接種した。各薬物で検査される濃度範囲は、1.25〜80μMであった。微量滴定プレートを37℃で24時間インキュベートした。最小阻害濃度(MIC)を24時間目に目視及び分光光度計の両方で決定した。]
[0027] 目視による終点決定
目視による終点決定により、MICをS-I-R尺度で決定したが、その際、S(感受性)は視覚的に透明な培養を示し、I(中程度感受性)はやや曇った培養を示し、R(耐性)は、混濁の低減がないことを示している。MIC50は、S培養に対応する最低薬物濃度と定義した。]
[0028] 分光光度計による終点決定
均一な混濁を保証するために、読み取りの前に微量滴定プレート振盪機を使用して、微量滴定プレートを撹拌した。微量滴定プレートリーダーを用いて450nmでの吸収を測定することにより、MICを得た。ブランクの値を残りのウェルの示度から引いた。検査された各抗真菌剤で2つの終点を定義したが、その際、MIC80は、対照の増殖に比較して80%以上の増殖の低減(分光光度計により決定)をもたらす最低薬物濃度を指し、MIC50は、対照の増殖に比較して50%の増殖の低減(分光光度計により決定)をもたらす最低薬物濃度を指した。MIC50はまた、分光光度計による終点と定義された。]
[0029] 結果
生物学的検査の結果をTable1(表1)及びTable2(表2)に示す。最もかさ高な側鎖(プレニル基)を持つ化合物15eは、C.アルビカンス(20〜40μM)、C.クルセイ及びC.トロピカリス(tropicalis)に対して重要な活性を示したが、C.パラプシロシス及びC.グラブラタ(glabrata)は、このような化合物に対して低い感受性を有した(40〜80μM)。不飽和鎖のサイズをブテニル基へ低減すると(15c)、活性は著しく上昇して、C.アルビカンス(全ての株に対して2.5μM)及びC.トロピカリス(1.25μM)に対して非常に良好な値を示した。C.クルセイ株も感受性を有したが、より低い濃度(10μM)であった。ブテニル鎖をメチルプロペニル部分に変えると(15d)、全ての真菌株に対する活性が劇的に低下した。この化合物での最高の活性は、C.アルビカンス(標準株及び15T株に対してMIC=20μM)に対して見出された。15bにおいてのように側鎖サイズをプロパルギル部分へとさらに低減すると、C.アルビカンス(このような化合物に対して耐性であったC.アルビカンス 4Tを除く)及びC.トロピカリス(5μM)に対して良好な活性が復活した。最後に、側鎖をベンジル基に芳香族化すると(15a)、ブテニル誘導体15cで見出された活性に匹敵する活性データが生じた。まとめると、ブテニル及びベンジル誘導体の両方が、抗真菌活性において最高の値を示し、幅広い数の真菌株に対して重要な活性を保持したプロパルギル化合物がそれに続いた。]
[0030] ]
[0031] ]
実施例

[0032] (参考文献)]
权利要求:

請求項1
一般式(9)を有する化合物及びその任意の塩:[式中、R=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリルまたはγ,γ-ジメチルアリル、ベンジル、ブト-2-エニル、イソブテニル、プレニル;n1及びn2は、4から8に含まれる同じか、または異なる数である]。
請求項2
一般式(10)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリルまたはγ,γ-ジメチルアリル;R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリルまたはγ,γ-ジメチルアリル;n1及びn2は、1から3に含まれる同じか、または異なる数である]。
請求項3
一般式(18)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R3=H、メチル、エチルまたはベンジル;R4からR19は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項4
一般式(19)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1、R2、R18及びR19=H;R3=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R20=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R4〜R9及びR10〜R17は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項5
一般式(20)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1、R2、R16及びR17=H;R3及びR18は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R4〜R9、R10〜R15は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項6
一般式(21)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1、R2、R17及びR18=H;R3=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R19=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R4〜R9及びR10〜R16は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項7
一般式(22)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H;R2=H;R18〜R19=H;R3=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R20=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R4〜R10及びR11〜R17は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチルである]。
請求項8
一般式(23)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H;R2=H;R19〜R20=H;R3=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R19=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R4〜R10、R11〜R19は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項9
一般式(24)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H;R2=H;R17〜R18=H;R3=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R19=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R4〜R10、R11〜R17は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項10
一般式(25)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H;R2=H;R20〜R21=H;R3=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R22=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R4〜R11及びR12〜R20は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項11
一般式(26)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H;R2=H;R19〜R20=H;R3=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R21=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R4〜R11及びR12〜R18は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項12
一般式(27)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H;R2=H;R18〜R19=H;R3=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R20=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R4〜R11及びR12〜R17は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項13
一般式(28)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R3=H、メチル、エチルまたはベンジル;R4〜R23は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項14
一般式(29)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R3=H、メチル、エチルまたはベンジル;R4〜R21は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項15
一般式(30)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R3=H、メチル、エチルまたはベンジル;R4〜R21は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項16
一般式(31)を有する化合物及び任意のその塩:[R1=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R3=H、メチル、エチルまたはベンジル;R4〜R22は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項17
一般式(32)を有する化合物及び任意のその塩:[式中、R1=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R3=H、メチル、エチルまたはベンジル;R4〜R20は、同じか、またはそれぞれ独立に、H、メチルまたはエチル]。
請求項18
一般式(33)を有する化合物:[式中、Rは、メチルシクロプロピルまたはプレニルである]。
請求項19
医薬品として使用するための請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
請求項20
抗感染症剤として使用するための請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
請求項21
抗真菌剤として使用するための請求項20に記載の化合物。
請求項22
カンジダ種に対する抗真菌剤として使用するための請求項21に記載の化合物。
請求項23
カンジダ種が、C.アルビカンス、C.クルセイ、C.パラプシロシスの群に属する、請求項22に記載の化合物。
請求項24
請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物またはそれらの任意の混合物と、適切な賦形剤及び希釈剤とを含む医薬組成物。
請求項25
抗真菌活性を有する少なくとも1種の他の化合物をさらに含む、請求項24に記載の医薬組成物。
請求項26
請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物を調製する方法であって、a)適切なアミンR1-NH2を適切なS-メチルイソチオ尿素と適切な溶媒中で反応させて、化合物2:[式中、n1及びn2は4または6であり、n2はn1であってよいか、またはn2はn1とは異なってよく;R1=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル]を得るステップと;b)a)で得られた化合物2を抽出及び/または精製するステップと;c)化合物2を適切なN,N'-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-N-(アルキル)-S-メチルイソチオ尿素と、下記で示されている化合物3または5〜10を得るのに適した条件下で反応させるステップと[式中、R2=H、プロパルギル、シクロプロピルメチル、γ-メチルアリル、β-メチルアリル、γ,γ-ジメチルアリル、メチルまたはエチル;R3=H、メチル、エチルまたはベンジル;R4〜R23=H、メチルまたはエチル;R4〜R23は、同じか、または異なってよい];d)c)の通りの化合物3、5〜10を精製するステップと;e)化合物3、5〜10を適切な条件下で反応させて、請求項1から17に記載の化合物を得るステップと;f)e)で得られた化合物を抽出及び/または精製するステップとを含む方法。
請求項27
式3、5〜10の中間体。
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